2024/01/17 22:14


先日1/14は文京区の
声楽のイベントにて

普段レッスンしている
アカペラのグループ2つが
出演しました🎵
 
 
動画のチームは
私も一緒に歌いながら
教会音楽の歌い方を
レッスンしているのですが

私が伝えたい
これぞアカペラ!と感じている
美しい世界は

曲はマニアックだし

日本にはない
大変ニッチな技法を要するため

プロ相手であれば
発声法の転換に抵抗を示されるし

アマチュアの方には
まずそれが何かを
伝えること自体に難儀し

結局、私が一緒に
歌いたいと思える

場も人も一切無いところから
帰国後の日本でのスタートでした。
 
 
その中で何とかこの歌い方を
モノにしたいという

歌はほぼ素人だった
社会人の方たちが現れ

私も何とかそれを
伝授したい一心で

何が形にできるかも
分からない中

言葉にし難い世界の
声による物理化を

お互いに何年も
積み重ね続けて来ました。


その私の思い描く
アンサンブルの響き方が

少しずつ形に
なり始めて来たこの頃
 
本当に沁みるほど
嬉しいものがあります。
 

個々が自分を完成させ
集中し続けてこそ

他者との響き合いを
堪能できる

歌っている仲間その人を
理解するというより

お互いに出している
その声同士が

響き合うか
響き合わないか

聴こえて
感じることこそが
すべてであるとも感じます。
 

その響き合いが
最高に美しいと感じる
物理現象が起きたなら

その響きの中にこそ

他者の在り方を感じるし
感謝が湧いて来る。
 
 
【演奏後の余韻こそが音楽✨】

というのが
私の師匠の教えでしたが

“休符”という
音楽の中における
音のない”間”もまた

拍で数えず

空間に飛んだ
声の余韻をキャッチするための

”間”として
機能させてこそ

“正しき拍”になると

“正しく”
響かせられたとき

それが身体で
分かるということを

今回は皆で
体感できました。
 

この体感の獲得と伝達に
何年かかったかを思うと

この響きは私にとって
価値そのものです。

 
ここからまたどんどん
進化させてみたいです。

私が楽しいと感じたいから笑

チームの仲間に感謝致します。
 
 
Marie Rosa(歌巫女)
uta.mico.Labo
 

1800席の大ホールで
良く響く空間でした🌟
 
🎵400年前の 
ウィリアム・バードの
「三声のミサ曲」より